2025/06/11
今日も30℃を超えた。
密閉されたコンテナの中は50℃を超えている。
圃場に出ると、ものの5分で頭から汗が流れ出す。
頭から流れ落ちた汗で眼鏡に汗が溜まり廻りが見えなくなる。
丁度、オモチャのじょうろ(水やり)で、頭に水をかけ続けられている感じで汗が流れ出す。
普通なら蝉の声でうるさいのに今年はいない。
春先に季節外れの鳴き声がしていた。
小樽の山では蝉たちは時期を間違えたのかもしれない。
そういえばカラスの声もしない。
虫もほとんどいない。
北海道にしてはあまりの暑さで生き物たちも、普段通りにはいかないのかもしれない。
本当に雨がない。
キュウリの葉っぱも萎れている。
他の野菜も大きくならない。
先週までに成長していたトマトが熟したくらいだ。
今は全ての生き物たちが生命をなんとか繋いでいる状況なのだろう。
収穫を終え圃場を見回っていると、小さくて丁度テニスボール位の大きさのスイカがアライグマ?に食べられていた。
普通なら、こんな小さなスイカは食べないはずなのに。
食べられない為の対策を怠った落胆と、普段なら憎らしいはずのアライグマの生命力の強さに覚えた共感。
相反する二つの感情が入り交じった自分に戸惑う。
だが、こんな暑さでも元気な生き物がいる。
連れ合いだ。
虫に刺されない万全な格好で作業をしている。
この格好で作業することで、ダイエットという副作用をも手に入れようとしているのかもしれない。
いずれにしても、今日はもう暑さの限界だ。
たった1時間で圃場を後にしよう。
あとは雨を待つだけだ。