2025/06/11
めぐみの里ぴっぴは山の中である。
僕のいない時を狙って、今年は鹿などが良く遊びに出向いてきた。
そこらじゅうを歩く度にマルチが悲鳴をあげ、その体に穴がいくつも刻み込まれていく。
大暴れした後は、そこにマルチがあったことさえ誰にも気付かせないほどの惨状になる。
だが幸いに、熊の足跡はまだ見たことがない。
住宅街にはよく出没しているが、ここではまだその気配はない。
町よりはここの方が食べ物があるはずなのに。
それとも好物ではないとでも言いたいのか?
苺の苗が枯れてしまってなかなか育たない。
台風が来て、茄子もやっとのことで元気よく育ってきた。
去年ほどで無いかもしれないが、水が不足しているのかもしれない。
さつまいもも、例年に較べて葉が長く広く伸びていかない、そろそろ収穫時期だというのに。
紫蘇が種を付け始めた。
あと少しで畑の季節も終わる。
帰るまで、秋の虫たちがずーっと鳴き続けていた。